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兵庫県養父市 ~企業誘致施策の一環としての空き施設の利活用~
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 兵庫県養父市は、工業適地があっても山林が大半であるため、工業団地等を整備できる広い平地が少ないことから、廃校舎も含めた遊休地を活用して企業誘致のための活動を実施しています。

  廃校舎の利活用を促す施策として、廃校利活用する場合の特別優遇策という形にはせず、企業が制度を使いやすいよう、企業誘致に向けた各種奨励制度という形にし、廃校を活用した場合でも利用できるような制度として展開しています。奨励制度としては15種を設けており、土地の取得や機械設備導入にかかる費用の助成、水道料金や情報通信網の回線使用料の負担、賃借料の助成などの様々な制度を、事業者ニーズに応じて利活用してもらっています。

  さらに、企業誘致のための事業所ガイドブック、パンフレット、ホームページにおいて、学校跡地への企業立地事例を掲載したり、どのような廃校施設があるか情報提供を行うとともに、産業見本市などに出展し、会場内でビラを配布、メディアに積極的に出るようにし取材に混ぜてもらうなどしています。

  平成17年に企業立地計画を策定した後、平成25年5月現在で5社を廃校施設に誘致しており、操業を開始している4社で地元雇用を約120人程度を確保できています。若い人が地域に残って働いてくれる場所の確保につながっています。

 

<養父市事業所ガイドブック2012>

 

 養父市事業所ガイドブック左養父市事業所ガイドブック右